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Artwork for 身体の教養ラヂオ
Health & FitnessMental Health

身体の教養ラヂオ

大沼竜也

大沼竜也(おおぬま・たつや)
鍼灸師。1991年宮城県生。

身体の教養──自分の身体の状態を感じ取り、自分で調整できるようになること。読み書きと同じように、誰もが身につけるべきリテラシーだと考えています。

漠然とした不安、疲れ、行き詰まり。その原因を思考で探しても、また同じ不調が戻ってくる。身体の状態が変わっていないからかもしれません。

身体は常に何かを感じています。あなたが気づいていなくても。この「感じ」が、気分も判断も行動も──暮らし全体を方向づけています。

身体の構造を知り、自分の身体に通し、感覚が立ち上がる。コーヒーを飲む、本を開く、誰かと話す。行為は同じでも、身体の状態が変われば暮らしの質が変わります。

自分の手で触れ、ゆすり、さする。感じて、解いていく。僕はこれを身体動態瞑想と呼んでいます。瞑想は身体的な行為であり、感じ解いていくことです。

変われないのは、あなたのせいではありません。身体が固まったまま思考だけで何とかしようとしている構造のせいかもしれない。この番組では、身体の教養という視点から暮らしを見つめ直します。

▼話している人について
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  • 24 episodes
  • Avg 36 min
  • Japanese
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  • Tuesday · 1 hr 4 min

    考えても抜け出せないとき、体を見てみる|質問回答ライブ #55

    #55 | 身体の教養ラヂオ 考えすぎて眠れない、人が羨ましくて悲しくなる、家に帰ると毎日ひとり反省会をしてしまう。 考え方を変えようとしてもうまくいかないとき、身体のほうがこわばって、余裕がなくなっていることがあります。 9月29日のInstagramライブで、いただいた質問に一つずつお答えしました。 事実と想像を分けて考えても、しんどさが止まらない。夫の不機嫌に萎縮して、本音が言えない。学生時代の提出物に追われる夢を、何度も見る。こうした悩みを、身体の状態から見直していきます。お風呂で「気持ちいいな」と感じているとき、嫌なことはなかなか考えられません。その感覚を手がかりに、肘をくるくる回す動きや、寝ながら膝でふくらはぎをほぐすやり方も紹介しています。 ※Instagramライブの録画です。スマートフォンのバッテリーが切れかけたため、最後は急いで終えています。 パーソナル(大沼と一対一の個人セッション) 毎月1回45分、オンラインで大沼と話す時間です。悩みを聞きながら、身体のどこがこわばっているかを一緒に探して、ほどいていきます。水曜夜の水夜身体会・金曜朝の金朝稽古など、サポーター向けの配信と録画も利用できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/personal 大沼竜也私塾(秋期の応募は10月4日(日)23:59まで) 対人支援に関わる方が、身体と心の知識を学び、セッションの練習と大沼からのフィードバックを重ねていく場です。授業は毎週木曜21:00から、初回は10月15日(木)です。身体のことを学ぶのが初めての方も参加しています。 https://www.somaticstudiojapan.com/sijyuku 【目次】 00:00 ライブを始めたわけと、somatic studioのこと 03:11 パーソナルと私塾のご案内 04:55 目に見えるものが全部羨ましい 10:37 家族の不整脈が気になる 14:06 肩幅が広くなってきた(巻き肩と三角筋) 18:15 事実と想像を分けても、考えすぎてしんどい 24:48 夫の不機嫌に萎縮してしまう 30:28 猫背は腹筋と背筋のバランスなのか 34:01 私塾とサポーターの配信の違い 35:43 不機嫌な父のもとで育って 38:05 学生時代の提出物に追われる夢 47:23 朝すっきり起きる感覚がわからない 51:32 動くまでが長くて、1日何もできない 54:23 家に帰ると毎日反省会 57:16 一晩中夢を見て疲れる(寝る前のふくらはぎほぐし) 1:01:58 自分を責めそうになったとき 1:03:32 おわりに 初めての方へ 大沼竜也と身体の教養、somatic studioの活動について https://www.somaticstudiojapan.com/start 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • #54
    September 16 · 1 hr 14 min

    人の力になりたい。でも、自分がしんどくなる。 #54

    #54 | 身体の教養ラヂオ 人の力になりたいのに、話を聞いた後も相手のことが頭から離れず、自分が疲れてしまう。 そのやり取りの最中に、自分の肩や呼吸がどうなっているかにも、関わり方を見直す手がかりがあります。 相手を大切にしながら自分も心地よく向き合うために、身体について学ぶ意味を考えてみます。 相談相手が黙ると、待つつもりでも次の質問をしてしまう。「肩の力を抜いて」と伝えても、相手がどこをどう動かそうとしているかは、人によって違います。今回は、こうした場面と腕を上げ下げする実演から、身体の知識と話を聞くことのつながりをお話しします。 後半では、私塾での対話練習や塾生の経験、授業の内容も紹介しています。私塾では、解剖学・心理学・臨床の視点に、大沼自身の経験や考察を交えて、身体と人を理解する知識を学びます。人を支える仕事をしている方はもちろん、家族や友人との関わりを考えたい方にも聴いていただけたら嬉しいです。 大沼竜也私塾について 授業の内容・受講条件・応募のご案内はこちらです。 https://www.somaticstudiojapan.com/sijyuku 秋期は9月26日から募集を始める予定ですが、この回を聴いてくださった方には先にご案内します。ご希望の方は、大沼のInstagramへDMをお送りください。返信までお時間をいただくことがあります。 https://www.instagram.com/numahari/ 【目次】 00:00 人の力になりたいのに、自分が疲れてしまう 03:17 施術中、自分の身体にも目を向ける 07:19 沈黙を待ちたいのに、質問してしまう 15:27 心と身体を切り離さずに考える 24:56 「肩の力を抜いて」は伝わっているか 34:13 腕を上げ下げして、感じ方を比べる 41:52 人の話を聞く場面で、身体の知識を使う 49:41 一人では気づけないことを、一緒に学ぶ 59:03 私塾の授業は、知識の学びと対話練習 1:06:23 個別相談と、仕事で生まれた疑問 1:09:19 人を支える学びを、自分の人生にも 1:12:38 私塾に関心を持ってくださった方へ 初めての方へ 大沼竜也と身体の教養、somatic studioの活動について https://www.somaticstudiojapan.com/start 水夜身体会・金朝稽古・私塾の配信一覧(概要はどなたでも読めます) https://www.somaticstudiojapan.com/archive 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • #53
    September 3 · 24 min

    直感は正しい?「嫌な感じ」と思い込みを身体から考える #53

    #53 | 身体の教養ラヂオ 初対面の人に、理由はわからないけれど嫌な感じがする。 胸の詰まりや呼吸の変化を感じた後で、その反応に意味をつけていることがあります。 直感を信じることと、直感に従うことの違いを、身体論の観点から考えてみます。 体が何かに応じ、それに気づき、思考が意味をつける。その過程には、過去の経験や今日の疲労、相手との距離や環境も関わっています。感じたことを消さずに、何に反応したのかを確かめる。収録では、日常の具体例から直感と理性の関係を話しています。 【目次】 00:00 直感を信じるとは、何を信じるのか 03:48 考える前に、体が何かに応じている 09:50 体の応答に気づき、意味がついていく 14:31 体が先だから正しいとは限らない 18:27 疲れや相手との距離で反応が変わる 21:28 直感を信じることと従うことは違う 初めての方へ 大沼竜也と身体の教養、somatic studioの活動について https://www.somaticstudiojapan.com/start 水夜身体会・金朝稽古・私塾の配信一覧(概要はどなたでも読めます) https://www.somaticstudiojapan.com/archive 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • August 25 · 1 hr 1 min

    「成功」という言葉を軽蔑してみよう。 #52

    #52 | 身体の教養ラヂオ 成功すれば幸せになれる。そんな前提を、いつの間にか受け入れていないでしょうか。 目標を追う力と、いまの体験を味わうことは、重なりながらも同じではないようです。 「成功」という言葉をいったん遠ざけ、自分にとっての幸福を身体から考えてみます。 成功を定義すると、数字や肩書きのような「記号」が出てきます。幸福を思い出すと、その場で味わった「体験」が出てきます。なぜ僕らはこの2つをごっちゃにするのか。答え合わせの喜び、お金という引換券、世界の幸福データ、言葉の来歴をたどりながら考えます。 ※この回では、研究で使われる「liking / wanting」や神経伝達物質の働きを、日常の実感に引き寄せて話しています。実際の心身の仕組みは互いに重なり合い、所得と幸福の関係にも個人差があります。成功だけを幸福の物差しにしなくてよい、という話の補助線としてお聞きください。 【目次】 00:00 なぜ「成功」を軽蔑してみるのか 05:07 成功を定義すると、記号が出てくる 13:22 幸福を定義すると、体験が出てくる 23:31 答え合わせにも、本物の嬉しさがある 29:24 引換券としてのお金と世界の幸福データ 38:02 人生の採点と体験は別に動く 45:08 「成功」という言葉の来歴と夢中 50:54 体験へ戻るための3つの見分け方 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • August 18 · 13 min

    コントロールできることに集中しようっていうけど、そもそもコントロールできるものなんてあるのか? #51

    #51 | 身体の教養ラヂオ コントロールできることに集中しましょう。自己啓発の本でもSNSでもよく聞く言葉です。 でも身体の側から見ていくと、コントロールできるものが私たちにあったのかな、と思えてきます。 だからといって諦める話ではありません。コントロールではなく介入、という見方までをお話しします。 甲子園の優勝、人からの評価、来たボールをキャッチすること。だんだん自分の側に近づけていくと、最後は自分の身体だけが残ります。それならコントロールできるはずだ、と思えます。でもその中身を開くと、朝どうやって着替えたかを覚えていないのと同じ場所に行き着きます。 【目次】 00:00 コントロールできることに集中、という言葉 03:32 来たボールをキャッチするのは、自分で決めているのか 06:16 朝どうやって着替えたか、覚えていますか 09:42 川の流れは、せき止めようとすると決壊する 11:25 練習で育つのは、身体の側の応じられる幅 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きます。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • August 3 · 44 min

    【代償思考】思考が止まらない理由をメンタル鍼灸師が解説 #50

    #50 | 身体の教養ラヂオ 夜、布団に入ってから昼間のやりとりを思い返して、頭が止まらなくなることがあります。 これは性格でも、考える力が強すぎるからでもなく、体からの報告が細くなったぶんを脳が思考で埋めている状態かもしれません。 その仕組みと、今夜からできることを話しました。 【目次】 00:00 夜、考えが止まらなくなる 04:23 考えすぎの正体を「代償思考」と呼んでいます 10:44 脳は、わからない空白を物語で埋める 16:54 感覚に意識を向けると、物語をつくる脳が静まる 23:47 頭の中だけで空回りする「思考の檻」 31:38 今夜、布団の中でできること 39:06 理性は、野生を開くために使う 【本編で触れた研究】 Farb, N. A. S., Segal, Z. V., Mayberg, H., Bean, J., McKeon, D., Fatima, Z., & Anderson, A. K. (2007). Attending to the present: mindfulness meditation reveals distinct neural modes of self-reference. Social Cognitive and Affective Neuroscience, 2(4), 313-322. 【映像つきでも観られます】 YouTube https://www.youtube.com/watch?v=gVLVC8e0DhY 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • July 29 · 47 min

    緊張してうわつく|地に足をつかせるための身体構造理論#49

    #49 | 身体の教養ラヂオ 地に足がつかない。ふわふわする。うわついていると言われる。 しっかりしようとして足の裏で地面を掴むほど、かえって乗れなくなることがあります。 心の言葉を足元の構造に戻しながら、「脛骨で立つ」という感覚をたどります。 前回#48では、「地に足がつく」という言葉そのものを扱いました。 続きとして、足の裏、ふくらはぎ、脛骨・腓骨、重力の通り道の話をしています。 足の裏の一点を探すほど力が入る。 ふくらはぎがだるいのは、骨に任せれば出さなくてよかった力を、出し続けている跡かもしれない。 「地に足をつける」は、踏みしめることというより、掴むのをやめて、重さが通る邪魔をしないことなのかもしれません。 立てない日は、無理に床を踏みしめなくて大丈夫です。 信号待ち、レジの列、歯磨きの時間に、足の力をふっと抜く。 それだけを試してみてください。 現実感の薄さ、ふらつき、立ちくらみが強い場合は、医療や専門の助けも大切にしてください。 診断の話ではありません。日常の中で自分の足元を読むための身体の見方を話しています。 無料の「身体の教養便り」をお届けしています。 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きます。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • July 27 · 22 min

    ふわふわして、現実感が薄い|その言葉、体を言い当てているのかも #48

    #48 | 身体の教養ラヂオ 地に足がつかない。ふわふわして落ち着かない。現実感が薄くて、何をしても上の空。 そういう言葉は、例え話のつもりでも、足元の実際の状態を言い当てていることがあります。 「腹が立つ」「宇宙とつながる」と一緒に、体の側から言葉をたどっていきます。 【目次】 00:00 ふわふわして、現実感が薄い ── サポーターからの質問 04:24 心の話で語る人、体の話で語る人 06:41 「地に足がつく」は例え話なのか 08:11 「腹が立つ」は、お腹の中で胃が立っている 14:18 「宇宙とつながる」は重力線の話かもしれない 20:35 例え話のつもりが、足元の実際を言い当てている 続き(じゃあ物理的にはどういうことなのか)は、次回お話しします。 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • July 22 · 1 hr

    親を許すかどうかは、決めなくていい #47

    #47 | 身体の教養ラヂオ 実家に帰ると疲れる。母といるとなぜかしんどい。親を許せない自分を責めてしまう。 それは性格でも過去の傷そのものでもなく、その相手を前にすると立ち上がる身体の構えなのかもしれません。 怒らない親のもとでも構えはできる、という話から、許すかどうかを決める前にできることまで話しました。 【目次】 00:00 実家に帰ると疲れる、という相談から 03:39 実家に帰ると、なぜ疲れるのか 20:46 怒らない親でも、構えはできる 35:02 許すかどうかは、決めなくていい 42:53 親の側の身体 ── 肩が楽になったら、子供に優しくなれた 53:29 意志の構え ── 連鎖に手を入れられる場所 【参考】 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • July 7 · 52 min

    毎日が同じことの繰り返しでむなしい|岩を押し続けた男の話 #46

    毎日が同じことの繰り返しで、何のためにやってるのかわからなくなることがあります。 その「何のため?」が消えている時間が、身体にはあります。夢中でやっているときです。 岩を押し続けた男の話から、「希望」の意味を取り戻す回です。 最も伝えたかったのは、 大事にすべきは、どんな構えを保とうとするか、その意思が幸福の起源であるということ。 身体が合理的になれば、むしろストレスは楽しめるものになるのです。辛いものも、スポーツも、仕事もそうでしょう。ストレスを避けるのではなく(一時的に必要なこともある)、ひたすら泳げる身体を作っていくということなんです。 アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』(清水徹訳・新潮文庫)から引用しています。 無料の「身体の教養便り」をお届けしています☺️ 入門ガイド「身体の教養 入門」と、2週間の「自分のからだを読む」練習メールが届きますよ。登録は無料で、いつでも解除できます。 https://www.somaticstudiojapan.com/newsletter 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • June 30 · 1 hr

    人と会うとぐったりするのは、なぜ?|繊細だから疲れるんじゃない #45

    人と会うと、どっと疲れる。「私、感受性が強すぎるのかもしれない」。そう感じることはないでしょうか。 でもその疲れは、弱さというより、相手の体験に触れて自分の中の体験が呼び起こされ、増幅して、自分を飲み込んでしまうから起きているのかもしれません。 コミュニケーション三部作の最終回。繊細さの正体と、飲み込まれずに人と関わる「戻り方」を、身体の視点からゆっくり話しています。 ―――――――――― 【チャプター】 0:00 「もらった」んじゃない、自分の中で増幅している 2:14 生きることは、ぜんぶコミュニケーション 8:01 「もらい疲れ」という言葉で、見えなくなるもの 13:31 境界線を引くだけでは、もったいない 19:58 共感できる人ほど、相手が見えなくなる 30:41 「ちゃんと聞かなきゃ」が、防御になる 38:45 僕が「感受性が低い」と思っていた頃 45:29 感受性は、鈍らせなくていい 51:29 戻り方さえ覚えれば、飲み込まれない 【今日の3つの問い】 ・「もらい疲れ」という言葉で、何が見えにくくなるのか ・共感できる人ほど、なぜ相手が見えなくなることがあるのか ・感受性を鈍らせずに、人と関われる体に戻るには何をすればいいのか 【参考】 ・HSP(Highly Sensitive Person/エレイン・アーロンが提唱した、刺激に敏感な気質の概念) ・共感疲労(compassion fatigue)・もらい疲れ ・刺激をきっかけに記憶が立ち上がる現象(プルースト効果/匂いや音が当時の体験を呼び起こす) ・トラウマの仕組み(無意識のうちに体が過去の体験を追体験する) ・前回(第2回):共感=体験の共有/間身体性 【コミュニケーション三部作】 第1回 会話で大事なのは、何があったかじゃない 第2回 共感とは、体験の共有である 第3回 繊細だから疲れるんじゃない(本編・最終回) このコミュニケーションの土台を、対人支援者の方と一緒に学んでいく場として、私塾を開いています。今、夏期の募集をしています。気になった方はこちらから。 https://www.somaticstudiojapan.com/sijyuku 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • June 22 · 35 min

    相手が遠く感じるたったひとつの理由|共感とは、体験の共有である。 #44

    「わかるよ」と言いながら、本当に伝わっているのかなと不安になることはないでしょうか。自分には共感力がないのかも、と感じている方もいるかもしれません。 でも共感は、相手をよく観察する技術ではなくて、自分の中に眠っていた似た体験が呼び起こされる「体験の共有」なんです。だとすると、鍵は相手ではなく、自分の体のほうにあります。 コミュニケーション三部作の第2回。共感とは何かを、身体の視点からゆっくり話しています。 【チャプター】 0:00 「わかるよ」が起きるとき、体では何が起きているのか 3:12 共感は「相手に集中すること」だと思われている 6:38 「わかる」のは、自分の中に同じものがあるから 9:33 共感は、自分を通っていく 13:41 世間が消えて、共感を経ずに大人になる 16:28 共感とは、体験の共有である 21:45 自分の体験が、共感の幅を作る 26:30 共感は、特別な才能ではない 【参考】 ・タニア・ジンガーら:他者の痛みを見ると、痛みの情動成分が働く(Singer et al., 2004, Science) ・カール・ロジャーズ:共感的理解の「あたかも」 ・メルロ=ポンティ:間身体性(体と体の響き合い) ・sympathy(共に+感じること)/empathy(中へ感じ入る) ・内受容感覚(自分の体内状態を感じる力) 【コミュニケーション三部作】 第1回 会話で大事なのは、何があったかじゃない 第2回 共感とは、体験の共有である(本編) 第3回 繊細だから疲れるんじゃない(来週) 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛

  • June 16 · 39 min

    会話で大事なのは、何があったかじゃない #43

    「ちゃんと話を聞いたつもりなのに、なぜか相手とのあいだに距離ができてしまう」。 会話で大事なのは、何があったかという事実ではなく、どう感じたかという体験のほうなのだと思います。そしてその体験は、頭ではなく身体に起きています。 対人支援を仕事にしている方も、そうでない方も。あなたと、目の前の誰かとのあいだに毎日起きていることの話です。 この夏の私塾募集にあわせた、コミュニケーションをめぐる三回シリーズの第一回。「ちゃんと聞かなきゃ」と力むと身体が固まって、かえって相手の体験を追体験できなくなる。受け止めたものを自分の中で閉じ込めず、自分の体験も返しながら、相手の体験を掘り下げて聞いていく。その身体的な土台についてお話ししました。 ― チャプター ― 00:00 対人支援は、つきつめればコミュニケーション 03:33 コミュニケーションは、生きることそのもの 06:09 「ちゃんと聞かなきゃ」と力むと、相手が遠くなる 10:13 受け止めるのはいい。でも飲み込まれると共感疲労 15:03 「悲しい」を「辛い」で塗り替えない 18:50 事実だけ追うと、古い傷を開く ── トラウマの正体 24:46 体験を、掘り下げて聞く 31:35 足を持って揺らす ── これは、あなたの話 ブログ版(書籍情報カード・因果フロー図付き)はこちら。 https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma-blog/what-matters-isnt-what-happened 身体の教養ラヂオ/のんべんだらりと暮らすだけ お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

  • June 7 · 49 min

    「変われない」と「知ったかぶり」|宮崎駿と知ったかぶりの身体 #42

    本を読んでも、学んでも、なぜか変わらない。 それは頭が悪いからではなく、画面を指でなぞるように「知った気」になっていて、身体がどこへも出かけていないからかもしれません。 宮崎駿が十五年前にiPadへ放った一節を手がかりに、「わかる」と「知ったかぶり」の境目を、身体から考えてみます。 スタジオジブリのフリーペーパー『熱風』2010年7月号「ぼくには、鉛筆と紙があればいい」。そこで宮崎駿は、画面をさする手つきを「自慰行為のよう」と言い、「あなたには調べられません」と言い切りました。情報がいくらあっても、その対象へ出かけていける身体がなければ、調べたことにはならない――。 ライブで初めて曲の良さが「わかる」瞬間、他人の汗の上澄みだけを掬う「受け売り」、「カメラを持っていくな、記憶で描け」という宮崎の調べ方、そして施術室で出会う「学んでも変わらないんですよね」という身体。道具の問題ではなく、手つきの問題なのだと思います。 ――あなたの指は、今、何を撫でているでしょうか。 〈チャプター〉 00:00 電車で、画面を指でさすっている ── 宮崎駿の予言 04:39 わかった気になるのは、気持ちいい 10:08 「わかる」には二つある ── ライブで初めて分かる 19:03 「あなたには調べられません」 26:55 受け売り ── 他人の汗の上澄みを掬う 35:33 カメラを持っていくな、記憶で描け 39:06 「学んでも、変わらない」と言う身体 46:03 あなたの指は、今、何を撫でているか 身体の教養ラヂオ/のんべんだらりと暮らすだけ お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

  • June 2 · 26 min

    【後編】子供の飛び方から、大人の飛び方へ|身体の教養とは何か #41

    自分を分析するツールはたくさん試した。MBTI、HSP、ストレングスファインダー、エニアグラム。自己理解はできているはずなのに、なぜか生きやすくなっていない──そんな停滞を感じたことはありませんか。それは「俯瞰で意識的に見つめる」つもりが、いつのまにか頭の中だけで完結する「思考の檻」になっているからなのかもしれません。今回は宮崎駿監督の「俯瞰で意識的に見つめる」を身体の方から読み替え、「身体の教養」とは何かを話していきます。「キキはなぜ飛べたのか|宮崎駿『血で飛ぶ』と身体の話」シリーズの後編です。後編(今回)でお話ししているのはこんな内容です。・宮崎駿「いくつになっても成長したいなら、自分を俯瞰で意識的に見つめる態度が必要」・デカルト「我思う、ゆえに我あり」が遺した、身体を置き去りにする思考の罠・「思考の檻」──記号と物語だけで自分を捉えようとする状態・体を観察するのではなく、体に同一化する/体に問いかける・メルロ=ポンティ後期の言葉「反省とは、自己との差異の欠如、沈黙せる同一化である」・第二次言語(HSP・愛着障害・人見知りといったラベル)と第一次言語(ふわーっと・ここが詰まる・なんて言っていいかわからないけど…)・中動態──涙が出る、眠くなる、心が動く、その仲間としての「身体に焦点を当てて待つ」・養老孟司の「手入れ」──庭師は庭を完全に管理できない、けれど手は離さない・キキの最後の飛行、トンボを助ける場面で身体に起きていたこと・身体合理性と理性の循環──野生を抑え込むのではなく、承認し、豊かに開いていく・子供のままの飛び方ではなく、大人の飛び方として3回のシリーズの締めくくりです。「学んでも変わらない」「分析するほど苦しくなる」と感じている方に、特に聴いてほしい一本です。------身体の教養ラヂオ/のんべんだらりと暮らすだけお手紙・ハガキ募集中です。〒981-0811宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503大沼鍼灸 宛話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#身体の教養 #ソマティクス #魔女の宅急便 #ジブリ #中動態 #養老孟司 #メルロポンティ #身体知の書庫

    • Transcript
  • May 31 · 13 min

    【中編】考えても答えが出ないとき|キキが飛べなくなった日 #40

    考えても考えても答えが出ない。でも考えるのを止められない。いつもと同じはずなのに、急に自分が言うことを聞かなくなる──そういう夜、ありませんか。それは思考力の問題ではなくて、「身体図式」というあなたの中の無意識の当たり前が、状況の変化に追いつけなくなっているサインなのかもしれません。今回はキキが突然飛べなくなった日に身体で起きていたことを、メルロ=ポンティの「習慣の獲得は身体図式の組み換えである」という言葉を補助線に読み解いていきます。「キキはなぜ飛べたのか|宮崎駿『血で飛ぶ』と身体の話」シリーズの中編です。中編(今回)でお話ししているのはこんな内容です。・血で飛ぶの限界──新しい状況が身体に「組み直してくれ」と要求してくる・メルロ=ポンティ「習慣の獲得とは身体図式の組み替えであり更新である」・「自分を持てあます」──思春期だけの話ではない・飛べない時に身体に現れる3つの兆候(身体が変わる感じが訪れない/問題解決の言葉ばかりが先行する/感覚の具体性が消えていく)・思春期に限らない人生の節目──引っ越し、独立、出産、子離れ、転職、引退、更年期、退院後…・画家ウルスラがキキに伝えた言葉──「ジタバタするしかないよ/何もしない/そのうちに急に描きたくなるんだよ」・コントロールするのではなく、身体がぴったり合う瞬間を待つ・思考の檻から出て、世界と身体の手触りを取り戻していく後編では、宮崎駿監督の「俯瞰で意識的に見つめる」を身体の方から読み替え、「身体の教養」とは何かまでを話していきます。「変わりたいのに変われない」「自分を分析するほど、生きづらさが増している気がする」と感じている方に、聴いてほしい一本です。------身体の教養ラヂオ/のんべんだらりと暮らすだけお手紙・ハガキ募集中です。〒981-0811宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503大沼鍼灸 宛話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#身体の教養 #ソマティクス #魔女の宅急便 #ジブリ #身体図式 #思考の檻 #身体知の書庫

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  • May 28 · 12 min

    【前編】キキはなぜ飛べたのか|宮崎駿『血で飛ぶ』と身体の話 #39

    何も考えずにできていたことが、ある日急にできなくなる。子供の頃は当たり前にできていたのに、今は同じことがどうしてもうまくいかない──そんな感覚を、誰しも一度はくぐっているのではないかと思います。その「できる/できない」を分けているものは、意志の強さでも頑張りの量でもなく、身体に組み込まれていた「ある条件の整い方」だった。今回は魔女の宅急便のキキを起点に、その「整い方」の正体を身体論の側から読み解いていきます。「キキはなぜ飛べたのか|宮崎駿『血で飛ぶ』と身体の話」シリーズの前編です。3回に分けてお話ししていきます。前編(今回)でお話ししているのはこんな内容です。・魔女の宅急便、キキが突然飛べなくなる場面の不思議・宮崎駿監督の「血っていったいなんですか?親からもらったものでしょう?」「無意識に成長することは不可能である」という二つの言葉・アフォーダンス──環境が私たちに「こうできるよ」と差し出してくる可能性(ジェームズ・J・ギブソン)・メルロ=ポンティの「I can/je peux」──「私はできると信じる」ではない、別の意味の「できる」・コップに手が伸びるとき、私たちは「取ろう」と決意してから動いているわけではない・「できる」を支える4つの条件──身体合理性/身体図式/物理的条件/環境・生まれたばかりの赤ん坊が走れない理由(身体合理性は高いのに)・キキの「血で飛ぶ」の正体──野生としての身体知中編・後編では、キキが飛べなくなった日に身体で何が起きていたのか、そして「俯瞰で意識的に見つめる」を身体の方から読み替えるとどうなるのか、までを話していきます。「子供の頃のあの感覚が懐かしい」と感じる方、「最近、急にできなくなったことがある」という方に、聴いてほしいシリーズです。------身体の教養ラヂオ/のんべんだらりと暮らすだけお手紙・ハガキ募集中です。〒981-0811宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503大沼鍼灸 宛話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#身体の教養 #ソマティクス #魔女の宅急便 #ジブリ #アフォーダンス #宮崎駿 #身体知の書庫

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  • May 26 · 16 min

    信頼は、結果と関係がない|裏切られても、傷つけられてもそれで良いと思える? #38

    人を信頼するって、本当はどういうことなんだろう。 信頼は、たぶん、結果と関係がない。信頼するから、関わり続ける。 質問回答エピソード後編です。前編からの続きですが、後編単独でも聴けます。 「やっぱりクズだった」と判定して離れる動きは、もう信頼の話ではないのかもしれない。それは、結果の答え合わせ。 信頼そのものは、結果に関わりなく、その手前で動いている。 そんな整理を、現象学のエポケー(判定の保留)、イエス・キリストの「右の頬を打たれたら左の頬を」が示す身体合理性の極限、関わりがカジュアル化した時代論などを補助線にしながら話しました。 最後には、「解いていけば、解けていく」── これが大沼竜也なりの幸せの形です。 参考にした古今東西の信頼論(ブログ版で明示): - ニクラス・ルーマン『信頼』(Trust vs Confidence) - アネット・バイヤー "Trust and Antitrust" (Trust vs Reliance) - 山岸俊男『信頼の構造』(信頼 vs 安心) - キェルケゴール『おそれとおののき』(信仰の飛躍) - キリスト教 / 仏教 ブログ記事「信頼するから、関わり続ける」と合わせてどうぞ。 ------ お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

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  • May 24 · 17 min

    人間不信になりそう|人を見抜くことは「不可能」なの? #37

    いろんなことが重なって、人間不信になってしまいそう。「やっぱりクズだった」を繰り返してしまう人、人を見抜こうとして疲れている。 そもそも、人を見抜くということが原理的に難しいのではないか、という話をしました。 癖と野生のあいだで、身体に何が起きているのか。質問回答エピソード前編です。 ソマティックスタジオサポーターからいただいたDM質問への回答です。 最初の印象では良くない感じがした人。 話してみたら心地よかった。 でも、会話の中の言葉から「この人はクズみたいな人だ」という感じが立ち上がる。 それでも信じて関係を進めてみたら、やっぱりクズだった。 そういうことが、最近続いている。 ラベルは必要なのか。感覚だけではダメなのか。 そんな悩みを起点に、「見抜くこと自体が原理的に難しい」という入口から、野生・理性・癖の三層整理、そして「身体の反応は、ただ起きている事実」というところまで話しました。 「あの人がクズかどうかは、本当のところはわからない」──この一言が、たぶん前編の核心です。 続きの後編では、「信頼は結果と関係がない」「現象学のエポケー」「キリストと身体合理性の極限」まで踏み込みます。 ブログ記事「信頼するから、関わり続ける」と合わせてどうぞ。 ------ お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

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  • May 22 · 14 min

    【後編】コリと疲労と鬱な気分|脳疲労が原因だった? #36

    「取れない疲れは『脳疲労』が原因かも?」シリーズの後編です。前編・中編で脳疲労のメカニズムと、身体動態瞑想の入口までお話ししてきました。今回はもう一段深く、宮本武蔵が示した「ゆるみ」の深さと、それを日常に織り込んでいくところまで、お話ししています。 後編(今回)でお話ししているのは、こんな内容です。 ・宮本武蔵『五輪書』にある一節──「心を静かにゆるがせて、其ゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬやうに、能々吟味すべし」 ・武蔵が要求しているのは、深層筋・肋間筋・大腰筋・横隔膜まで届くゆるみ。お風呂で気持ちいいレベルでは、まだ表層にすぎない ・「ゆるむ」と「たるむ」は違う──だらーっとたるむ状態と、ギュッと締まる状態、その両方を最大限に自由に行き来できる状態こそが、身体合理性が高い状態。自由度の問題である ・生理学的にも、筋肉が「ゆるんでいる」状態は何もしていない状態ではない。ATPというエネルギー物質を使い続けている。死後硬直──ATPの供給が止まった瞬間に身体が固まる現象──を思い起こせば分かりやすい ・努力の方向を「気持ちよさを引き出すこと」に置き換える──座るときも、移動も、食事も、お風呂も、ベッドに入るときも、心地よさを最大限に味わうように生きる ・落とし穴:今の自分の身体の小余りを前提とした気持ちよさしか感じられない。背中が丸ければ、その状態の中での気持ちよさしか拾えない ・だから理性があり、他者がいる。身体動態瞑想は、解剖学的な構造の側からその落とし穴に補助線を引く実践。胸をさすると、肋骨を通じて背中の丸さに届く 身体に蓋をして頑張り続けてきた人にこそ、聴いてほしいシリーズの締めくくりです。日常の所作のひとつひとつに、気持ちよさを引き出す姿勢を織り込んでいくきっかけになれば嬉しいです。 ソマティックスタジオでは身体動態瞑想を詳しく解説する場や、一緒に実践する場を用意しています。興味のある方はぜひ覗いてみてください。 【参考文献】(後編で言及) ・宮本武蔵『五輪書』 お手紙・ハガキ募集中です。 〒981-0811 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目12-39-503 大沼鍼灸 宛 話している人について https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

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